夜は、「Cafe & Bar LAST」の6周年アニバーサリーパーティーへ。その前の腹ごしらえで、前から気になっていた「木炭屋」に行く。
なかなか味わいのある店内の佇まいも良かった。今度、じっくり腰を据えてまた訪れてみたい。
久しぶりの「LAST」は、すでにDJタイムでお客さんも出来上がっていて、賑やかに楽しくお祝いしている。
今日のお目当てでもあるChocolat & Akitoのライブから参加する。はじめて観る片寄明人さんは、思っていたよりがっちりとしていて骨太な印象。ショコラはMCで発せられるヘリウムガスを吸ったような声と、歌声のギャップに驚くが、何よりも頭の先からつま先まで、“かわいいオーラ”が光を放っていた。
Chocolat & Akitoは一作目しか聴いていなかったので、それもずいぶん前だったので、想像していた感じとはちがうラフなイメージ。ショコラのソロやGreat3、フジファブリックのナンバーまで飛び出し、心地よい時間が流れる。それに二人の仲睦まじい、けれど結構どぎついツッコミ「(ショコラの声について)変な声でしょう?」、「ときどき僕もイラッとするんですけど」を入れる明人さんに対し、ショコラも負けじと、「やっぱり、ロックは前髪だ」という話を持ち出し、前髪がほとんどないヘアスタイルの明人さんを弄ったり、ヤクルトを一気飲みするんじゃなくて、舌で音を出しながらテイスティングするように飲むのをやめてほしいとか、夫婦漫才のような掛け合いに和やかな笑いが巻き起こる。
聴いたことなかった新曲もとても良かったので、CDを購入し、ショコラにかわいいサインを入れてもらい、二人と写真を撮ってもらう。
ISSEIのヒューマンビートボクサーを酒を呑みながら腰を揺らす。
一旦、退出してコンビニで買ったビールを、バス停のベンチで飲みながらあれこれ話すこの感じ、なんだかアジア的な光景だなと思いつつ、飲み干す。
戻った頃には、Small Circle of Friendsのライブがはじまっていた。Roger Nichols & The Small Circle Of Friendsから由来するユニット名にソフトロックなイメージを勝手に抱いていたが、ラップを取り入れたメロウな楽曲に意表を突かれたが、これはこれで乙なもの。クラムボンもカヴァーした代表曲「波よせて」も聴けて満足。
ライブが終わる頃にはすでに時刻は2時をまわっていた。明日の「蚤の市」もあるので、早めに切り上げて歩いて帰宅することに。
夜道を歩いている途中、ケバめな若い女性からいきなり声をかけられて、驚いていると、目の前に上半身裸で横たわる男の姿が暗がりでも確認できる。すわ、なにかヤバい事件の気配!?と、嫌な予感を抱きつつ様子を伺うと、どうやらたまたま通りがかっただけで、どうしようかと困惑しているだけだった。後から歩いて来た酔っている青年をつかまえ、警察に電話をかけてもらう。そのやりとりが聞こえたのか、男はむくりと起き上がり、ふらふらと千鳥足で去っていった。
その様子をあっけにとられつつ眺めながらも、どこかホッとしたのか、「あ、お疲れさまです」みたいな妙な挨拶をかわし、それぞれの方へと別れた。
共同体とか横の繋がりが薄れて、薄情でギスギスした社会になりつつある昨今。と紋切り型で語られがちな世の中ではあるけれど、ほったらかしにするでもなく、金目の物を物色するでもなく、心配をする人(単に家の前で迷惑がっていただけかもしれないが)がちゃんといて、日本もまだまだ大丈夫と思ったりした。
帰宅したら注文していた冨田ラボが選曲したCDが届いていた。本日の戦利品。
- Chocolat & Akito / Duet
- V.A. / Nagara Music Summer selected by 冨田恵一
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