NHK『探検バクモン』「伝説の廃墟 その名は軍艦島」を観る。
特別に許可をもらって軍艦島の建物内部などを探検するという、軍艦島上陸ツアーでは到底窺い知ることのできないリアリティにテレビの画面越しとはいえ、興奮してしまう。
生活の痕跡を感じさせる残された当時の家具やポスター。ふと落ちている新聞には、ピカソの死去を伝えるという内容に、月並みな表現だけれども、時が止まっていることを感じさせる。
廃墟と化した様子もさることながら、まだ住民が生活している当時の映像が何よりも目を見張った。顔を真っ黒にして戻ってきた炭鉱夫や、入浴している姿、主婦たちが歩いている街の様子。廃墟と化した映像は珍しくはないが、こういう生の営みを伝える映像ってどれだけあるのだろうか。もっと生活していた頃の息づかいを感じたいと思った。
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