2014年4月30日水曜日


ヤフオクで落札したスウェーデンのAORイングマール・ヨハンソンが届く。
  • イングマール・ヨハンソン/スウェディッシュ・AOR・マスターピース・フロム・70’s


お昼15時過ぎより、ともぱんさんのお弁当を食べる会で「喫茶 てげてげ」へ。
ともぱんさんのお弁当。今回のテーマは“丸”だそうで、円形で形よく目にも楽しく、野菜中心で身体にとても優しいお味。大変美味しゅうございました。



シネマボックス太陽で『キック・アス/ジャスティス・フォーエバー』を観る。



おもしろかったのだが、どうしても1作目と比較してしまうのは、やはり続編の宿命だろう。そして、残念ながら1作目を超えているとは思えなかったのが正直な感想でもある。

アクション映画の続編ということだけあって、当然スケールアップしているのだが、『キック・アス』の1作目にあった、ヒーローに憧れる学生がとんでもないことに巻き込まれ、それも本物のヒーローのような無茶苦茶強い少女が容赦なく残虐な殺戮マシーンのように悪党を倒していくというギャップ、等身大と意外性、そして、クロエ・モレッツの存在感が“魔法”のような魅力であったが、本作ではそんな等身大の市井の人々がヒーローとしてジャスティス・フォーエバーを結成するのは面白かった。

特に行方不明の息子を探すためにヒーローになった中年の夫婦(Tシャツに息子の顔がプリントされている)や、ゲイで虐められていたことを克服するためにヒーローになった青年、なにも隠す必要はないからと素顔をさらけ出す、って、もはやヒーローの本質とは違った小ネタに近いところは面白かったのだが、スケールアップさせようとしているあまり、普通のアクション映画になってしまったように感じられた。『キック・アス』らしさというのがうまく説明できないのがもどかしいのだが、“魔法”がかっていたのが解けてしまったというか。

まだ15歳とはいえ、日本人の女性でいうとすっかり大人なサイズに成長した象徴的なクロエ・モレッツが大人びているのも関係しているのかも。前振りのように出ていたアイテムのオチもなんだか拍子抜けな感じだし。

と、ついつい辛口になってしまうのは、それだけ期待感が大きかった裏返しだろう。とはいえ、クロエちゃんの青春映画としても描かれているし、少し前に公開された『キャリー』('13)に通ずる部分もありそうだし('13版は未見)、そういう面でも面白い部分は多々あった。ジム・キャリーの映画ってほとんど観たことなかったので、彼がジム・キャリーだとは知らなかった。完結編とされる次回作も期待は高まる。

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