先週からこじらせた風邪がまだまだ長引いていて、体調が今ひとつ。薬も飲んでないのだから仕方ないが。

最初、くしゃみと鼻水がずるずる状態で、ついに俺も花粉症デビューか!?とちょいと不安にもなったが、経過をみていると、季節の変わり目に出る近年の風邪のひき方と似通っていて、次第に喉、咳へと移行していった感じで、鼻水も最初のサラサラからねっとり系へと移行している。濃い黄色の痰が出ると、こうやって健康に戻っているんだなと、訳の分からない自信みたいな気分になる。

今日からBSプレミアムではじまったドラマ『植物男子ベランダー』がなかなか面白い。いとうせいこうの原作『ボタニカル・ライフ』は未読だが、田口トモロヲ演ずる中年男性は、自分の世界がきっちりと出来上がっていて、それに酔っているように映るのだが、思いがけず崩れたり、うまく行かなかったりする様子が可笑しく笑いを誘う。どこか『孤独のグルメ』を彷彿とさせるのだが、検索してなるほどと思ったのが、どちらもハードボイルドタッチのパロディなのだということ。逆に言えば、ハードボイルドはナルシシズムも内包しているのだろうな。

それはそうと、都心のマンションの最上階にあるベランダというロケーションに緑がよく映える。部屋に観葉植物置いてみたいというあこがれは少しはあるけど、それ以前にぐちゃぐちゃしすぎているので今年はどうにか部屋の模様替えを実行したい。

※写真は去年訪れた台湾のベランダー(ほどのスペースではないが)。台湾は街のあちこちに緑が豊富な国で南方という感じがした。