ビニールシートが4人では小さかったのに気づき、失敗。しかもアウトドアチェアーは立てつと高いので、後ろの方で立ててくださいと言われてしまう。いきなり出鼻を挫かれた。
CIRCLEは出店も充実していて、波佐見のカフェmooksさんも出店。ご挨拶をする。豚なんこつ丼も、トムヤムクン麺も美味しかった。コルドバというお店が出していたサバサンドも美味しかった。
トップバッターは初参加のcero。最近好きになったが、マーティン・デニーやブラジル音楽などを感じさせるセンスの良さをとにかく感じる。バンドにフルートという編成も面白かった。もっと聴いていたいと思わせる心地良さ。初夏のフェスにもとてもよくマッチしていた。
原田郁子 &ウィスット・ポンニミット。生タムくんをフェスで聴くことになるとは思わなかったな。こんないっぱい拍手をもらったのははじめてというタムくん。ギターとドラムを素手で叩く。二人の奏でる音は親密な感じを抱かせる距離の近い音。タムくんがタイ語で歌ったバレンタインで雨が降っていて、お店にいるかわい子ちゃんに愛してるって伝えたいという、ボーイ・ミーツ・ガールな歌がよかった。
青葉市子 with 小山田圭吾 & U-zhaan。一昨年に同じCIRCLEでsalyu × salyuとして、小山田圭吾は来ていたのだが、うまく見れなかったので、今回は間近で見ることに。パナマ帽に大きめのフレームのサングラスに黒いシャツに黒のデニム、真っ白なスニーカーと、おしゃれだなぁ。青葉市子ちゃんも小柄でチャイルディッシュな顔もキュート。U-zhaanは、母と共通点を見出しそうなヘアスタイル。清涼感のある美しい声と、独特な静かだけれど心地よい空気を作り出す演奏と、「グループ名を考えました。青葉市子と鳩ポッポです。鳩(U-zhaan)、ポッポ(小山田)です。」どこかとぼけた掛け合いのMC。そのギャップが良かった。「STAR FRUITS SURF RIDER」は感激したし、U-zhaanのいい声をした独特の世界観のある「川越ランデブー」がとても良かった。
ずっと立ちっぱなしで足が疲れたので、ハナレグミはシートに戻り休憩しながら聴く。野外フェスに似合うといえばこの人かもしれない。「督促嬢」、MJのカヴァー「Human Nature」が良かった。原田郁子嬢は今年もコーラスとして参加。
友人のKが文字通り身の丈に合わず買ったEGO-WRAPPIN'のTシャツに苦笑してしまう。すごく落ち込んでいるのが伺えたので、少し安い価格で買い取ることにした。
細野晴臣さん。前半カントリーで温め、本気になるぞという感じのMCからブギタイムへ。こんな上質な音楽を昼間から堪能できるなんて多幸感に包まれた。学校から座高測定とぎょう虫検査が無くなるという話に笑う。ちょっとすでに出来上がっていた酔客が奇声を発していたのが気になった。
夕方のいい時間帯にEGO-WRAPPIN'。「くちばしにチェリー」以来のドラマタイアップの新曲も良い感じ。CIRCLEで知ったのが、中納良恵をはじめとしたパワフルな演奏にライブバンドとしてのEGO-WRAPPIN'に驚かされことだ。名曲の「A Love Song」もとても心地良かった。
長崎で喫茶店をされているKさんとばったり。噂は本当のようで寂しくなる。今月中に行ければいいのだけど。
今年初参加のくるり。高校・専門学校時代、サニーデイ・サービスと共によく聴いていたのが、くるりだった。初のくるりをこうして福岡のフェスで最後に聴けるとは思わなかった。いきなり一曲目から「ワンダーフォーゲル」。まっさらな新曲も、どこか音頭的な響きを感じさせるユニークな楽曲。細野さんのMCにレスポンスする形で、座高測定やぎょう虫検査の話や、鉄道マニアであるリーダーの岸田繁は唯一電車で現地入りしたというから強者である。ラストに「東京」。そして、アンコールでの「ばらの花」のイントロが鳴ったときは大興奮だった。
とても心地良く、楽しかった「CIRCLE '14」。また来年の「CIRCLE '15」があることを願わずにはいられない。
ぎょう虫検査の話が出たので、友人らにぎょう虫検査で陽性反応があったことをカミングアウトするが、ふつうにドン引きだった。
帰りに、「元祖ラーメン長浜屋」で豚骨ラーメンを啜る。ここのバリカタ自体、普通の豚骨ラーメンより固い印象ではあるが、友人Kが通ぶって、ハリガネを注文しようとすると、一言、「生になりますが」には爆笑してしまった。やはり、ここの豚骨ラーメンはシンプルで美味しい。
帰宅すると、長崎の中島ノブユキさんのコンサートから帰ってきていた母がサイン入りの最新作『clair-obscur』をちゃんと買ってきてくれていた。日にちが被ってなければ行きたかったんだが。
- 中島ノブユキ/clair-obscur
0 件のコメント:
コメントを投稿