2014年5月5日月曜日

昨日は静養していたから風邪も少しはマシになったので…というよりも何よりも、せっかくのGWを潰したくないから、予定していた三川内町の「はまぜん祭り」に顔を出すことにした。

同行者と合流し、思いつきで、あまり知られていないであろうとっておきの場所へちょいと寄り道することに。猫山ダム方面とは逆の山道へと上り、佐世保でもあまり知られていないであろう棚田や農家の家々を進んで行くと、どんどん道は狭まる山林の中へとどんどん突き進んで行った先に出るのが、隠居と書いて“かくい”と呼ぶ、隠居岳。


まさに知る人ぞ知る景観地として、文字通り隠居したかのような静けさだが、眺めはなかなかのもの。夜景とかどうなのか気にはなるが、夜に同じ道を運転するのには少し勇気がいりそうだ。人気がないし、人里離れているぶん、ピクニックやバーベキューするにはうってつけの場所だろう。

続いて、お昼を武雄の某南インド料理屋に行こうとするも、陶器市で道が大渋滞。一年に一度の大渋滞にぶつかっては敵わない。それに、夜に予約しているお寿司屋さんのためにお腹も空けておかなくてはいけないので断念することに。

Uターンで引き返して、三川内町のはまぜん祭りへと向かう。車内ではリアルタイムの岡村ちゃんを知っている人のウケがやたら良いので、ずっと岡村ちゃんを流している。すごい才能だけど、キモいというのが定説みたいだ。いま当時の映像を観てキモいというのは分かるが、当時はあれがおしゃれでもおかしくない感じはありそうではあるが。まだ小学生の娘さんもキモいキモい言ってるのが妙におかしい。

三川内町のはまぜん祭りはその存在自体、今年はじめて知った。普段、三川内町というと、素通りするか「牧のうどん」に寄るかぐらいしか無いだけにどんなものかと思っていたが、有田や伊万里、最近注目を集めている波佐見と違い、知名度がないぶん、どこか牧歌的でアットホームな空気がとても心地良い。



電柱に巨大な鯉のぼりとかはじめて見た。


さて、このはまぜん祭りに訪れたのも、日頃お世話になっている「喫茶 てげてげ」さんが出店しているからだ。


添えてある一口大のお菓子は、最近、三川内に出来たお菓子屋「パティスリー ヒロ」によるもの。

すぐ裏にある窯を豆皿のギャラリーにした1000趣1000枚の豆皿市も見逃せない。



母の日用にと娘さんがお母さんお気に入りの豆皿をプレゼントしていたのが微笑ましくもあり、自分の小学生の頃なんて、というか今だって、感謝とかしてないなと思い、自分の人間としての未成熟さに恥じる思いもした。

陶祖神社なる、いかにも陶器と関係のありそうな神社を発見し、その境内へと登ってみる。階段を少し登ってみると、三川内の街を少し見渡せる位置になり、コンパクトな感じがほぼはじめて来たのに、なぜかノスタルジーさえ感化させる。


さらにその神社から奥に進んでいくと、何とも絵になる山道へとつながる。その分け入った山道の先には、一体何が我々を待ち受けているのか…ッ!


と思ったら、ただの車道に出て、残念やら少しホッとするやら。

そうこう散策しているうちに、はまぜん祭りの時間も終了。
一旦、佐世保に戻り、同行者の方のお家でコーヒーをいただいて少し休憩し、皆さん絶賛する早岐の「元禄寿司」へ。


お店の前は何度か通過したことあるが、まさかこんな一見、普通そうな街の寿司屋が美味しいとは、と内心思ったのだが、これがビックリ!
鮭ではなく、トマトの握り。出汁で味付けされてあるため、これがトマトだなんて分からない。トマト嫌いな人だって美味しくいただけるんじゃないだろうか。


オクラも味付けされていてこれも絶品。他に野菜だと、ナス、ダイコン、ミョウガなどがあった。


シャコ、こちらも味付けが施されている。上に乗っている削り節はなんとマグロの削り節!


バッテラもすっきりとした美味しさ。


定番のウニだが、これがまた絶品!しかも大村湾で採れたというが、こんなに美味しいウニが採れるなんて知らなかった!少し炙ってある香りもたまらない。


鯨のさえずり、こんな美味しい食べ方があるのかと感激すら覚える。こちらもおろしポン酢で味がついている。


とにかく、噂に違わぬ、大満足な寿司の数々をいただけた。主人は二代目で名古屋で修行していたが、先代が倒れたのでこちらに戻ってきたという。武雄の「多ま寿し」と共通点あり。

佐世保市内に戻り、解散の筈が…紹介したい人がいるというので、案内されるがまま恐る恐るお家に向かうと、何ともすごいお家に通される。まるで『ブルータス』に出てきそうな内装の部屋にDJブース!さながら「渡辺篤史の建もの探訪」の気持ちで「ワー」とか「へぇー」とか感嘆の声しか出ない。佐世保を面白くしようという話で盛り上がり、自分でも何かそういう活動が出来ればと、とても気持ちが盛り上がる。熱に浮かされたような気分になり、帰宅するが、その熱が咳へと変わっていった。つまり、また風邪かアレルギーで、体調を崩してしまったのだ。

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