2014年5月8日木曜日

DOMMUNEで都築響一さんの番組「スナック芸術丸」を観る。「地下音楽♡現場物語」と題して、若干10歳ながら、才気を感じさせる似顔絵を描くモンドくんの父親として有名になりつつある、福岡在住のミュージシャン、ボギーさんと広島の音楽喫茶兼ライブスペースの「ヲルガン座」を主催し、自身もミュージシャンであるゴトウイズミさんがゲスト。

ボギーさんは自主レーベル「ヨコチンレーベル」を主催して17年にもなるという。“ヨコチン”とは、はみ出し者、はみ出ているからが由来で、ボギーさんのボギーという外国人風の名前はボーカルとギターを略されてボギーと呼ばれるようになったのだそうな。岡村靖幸が好きなあまりコピーバンドの奥村靖幸になったりユニークな活動をしている。

ゴトウイズミさんは、昭和・純喫茶・アングラ、見世物小屋バンドと渚ようこさんとも似た香りを感じさせるアコーディオンの弾き語りを現在は行っている。思いつきでボギーさんを題材にした自主制作ドキュメンタリー映画「地下音楽♡現場物語」を公開中だそうで、そのフットワークの軽さが現在の機材の発達などで可能になっているのが面白いし、佐世保を面白くするヒントにもなるのではないかと踏んでいる。広島を訪れる際には「ヲルガン座」も訪れてみたいものだ。


いま話題沸騰のモンドくんの話にも触れる。壇蜜の似顔絵について、父親のボギーさんが、「モンドはやっぱり童貞ですから、色気が描けてないですね。」には思わず笑った。

最後にライブのコーナー。ゴトウイズミさんの甘ったるい声にトロ~ンとし、ボギーさんは、はっぴいえんどの「風をあつめて」の出だしの「街のはずれの」というフレーズを延々とループさせているかと思いきや、突如、奥村靖幸が憑依し、「イケナイコトカイ」を歌い上げるという「街のはずれでイケナイコトカイ」というマッシュアップソングにぶったまげた。面白い活動をする人がまだまだいるものだなと大いに刺激を受けた放送だった。

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